扇雀ホップ、雁治郎ステップ、藤十郎ジャンプ

honest152005-12-24

雁治郎改め、というより扇雀改め改め
坂田藤十郎襲名披露、吉例顔見世を見に、
京都南座へ出かけた。万博仲間の手引きで。


時あたかも雪の降り続く朝。
家の前の坂道を車が降りられそうもない。
バス停まで長靴で歩く、バスがきたのが30分後。
電車に乗る、止まってしまった。30分遅れた。
新幹線は、遅れてるので、適当に乗る。
これも30分遅れた。
当然南座は、始まってた。
丁度2幕が終わった後なので、すぐ席につけた。悪いばかりの日ではないようだ。


3幕目は、中村吉右衛門が酒の飲まれる様を楽しく、余裕ありげに演じてた。
幕間に慌てて、弁当を食べ、そのお陰で4幕目は、ウトウト。
5幕目が本日のメイン。藤十郎がお初を演じる「曽根崎心中
古今東西、結ばれぬ悲恋は、ドキドキ、ググっとくる。


若い頃の扇雀は、映画で馴染みがあるが、歌舞伎と縁のない自分にとって
雁治郎は、写真誌でドアの前で「?」をお披露目してた記憶位。
藤十郎を襲名し、驚くなかれ19歳のお初を演じてた。
ちょっと腰周りがルノアール風、熟女ならグッときたのに。


南座は小ぶりで、江戸時代の町人になった気分で芝居に浸れた。
頭から来てたら6時間観劇になるとこを、4時間観劇になった。
雪かきで腰を痛めてる身には、4時間で良かった。