”Do it your self”が出来るようにならないと、、。

honest152006-06-05

30数年前、研修先のイギリスで耳慣れない言葉に出会う。
"Do it yourself"
住んでる家は100物、家具だって100年物。
家が故障するから、皆大工道具を持ってる。
当時社内報に、イギリスはDo it yourselfの国と書いた。
帰ってきて、その話をしたら、もっと普及させようと、
松坂屋で「Do it youraself展」までやった。
日本での草分けの次位の意識があった。


と言いながら、小学生の時の図画工作は、5段階評価で2。
物が中々作れない。
家を持ってから、必要にかられて手直しするが、余りうまくいかない。
見た目は悪いし、すぐ壊れたりする。


今回、歩くのが覚束なくなって、我が家に同居人が来た。
トイレに行くにも、壁伝い。
ベッドから起き上がって、次の間に行くにも難儀してる。
風呂も腰掛けると、起き上がるのが大変みたい。
これは、”手すり”がいるなと、ネットで色々みるけど、近場にないし、介護用品が高い。
で、土曜にホームセンターに出かけ、手すりを長短7本買ってきた。
土曜の内に、居間と廊下のてすりは付けた。


トイレと風呂場は、タイルだ。
どうしよう?苦手な頭を使って、電動ドリルをレンタルで借りて、
コンクリートとかタイル用のドリルの先っぽを買って、愈々やってみた。
実は、電動ドリルは、恥ずかしながら初体験。
タイルにセロテープを貼るといい、と書いてあったので、その通りにした。
何とか、穴が開き始めた。でも途中でコンクリートの壁にぶちあたり、前へ進まない。
釘を持ってきて打ち込む。釘が曲がる。硬そうな古いドライバーを金槌で打つ。
少し削れた。又電動ドリルを入れてみる。何とか必要な長さが開いた。
悪戦苦闘したけど、トイレ、風呂場に”てすり”が出来た。


新しい同居人が、「器用だね」と言ってくれた。
生まれて初めてだ。器用と言われたのは。
ちゃんとDo it yourself 出来ないと、これから生きてゆけない。