【特別寄稿】コスタ・リカへ行ってきました。

honest152008-03-29



 Hさんが、2月から3月にかけてコスタリカへ。
知らない国だし、とても行きそうにない国。
特別に寄稿をお願いしました。


【コスタ・リカ訪問記】
「コスタ・ーカ」とリにアクセントを付け、リーと伸ばす。
「サン・ホセ」はホゼーとセがゼと濁り、ゼーと伸ばして語尾にアクセントが来て
最後が上がります。 現地の人はそう発音する。
私にとって初めての中南米
行く前に調べると、「軍隊を持たない、中米で一番治安のいい国。」
2月末に行きましたが、暑いのか涼しいのかよく分からず
長袖も半袖も持っていったのですが、どちらも正解。


サン・ホセは1150mの高地にあり、日差しは強くても湿度が無く涼しい常春。
夜は長袖、日中は半袖がいい。
太平洋側にもカリブ海側にも、車で2時間も走れば海岸に出、そこはもう夏。
これが一年中である。
花は原色の大きなのが咲き乱れ、南国。自然環境に恵まれたエコツーリズムとして、
外国からの観光客が増えてるそうだ。
果物は、パパイア、マンゴー、メロンがバナナと同じように豊富。
つまり安い。羨ましい限り。
他にプラタノ、グヮナワナといった見た事も聞いた事もない果物が道路沿いの
露天で売っていて、プラタノは揚げて食べると甘くデザートにぴったり。
グヮナワナはメロンのように食べても、ジュースにしても甘くて美味しい。


寒い冬も蒸し暑い夏もない。人はスペインと現地の混血が進んで美人ばかり。
軍隊がない中立国。 教育費に国費の20%を支出。
大統領は、ノーベル平和賞を受賞している。
しかし、どの家も玄関、窓には鉄格子で家を守っている。
更に、車で住んでいる町内を出る時に、主人が制服を着た人にチップを渡していた。
町内でガードマンを雇っているのだ。


ダウンタウンの名古屋で言えば大須のような所を案内してもらった。
「カメラを盗られないように注意して、しっかり持ってください。」
と何度も警告された。
貧富の差が治安の悪さを生むのでしょう、スペインの植民地時代がまだまだ影響していると想像。
特に最近は、北のガテマラ、ニカラグアからの不法難民が頭痛の種だという。
これも、貧富の差と治安の悪さをさらに激しくしているのでしょう。
これでも中南米の中では、貧富の差も少なく治安が一番良いと言う。


今回の旅は、盛り沢山だった。
子供の楽隊の伴奏でのラテンダンスに始まり。
パオス火山の火山湖。 コスタリカ・ナショナルパーク。 ナショナルミュージアム
夜になると火が噴き出しているのが見えるアレナル火山。
水着を着て入る温泉。太平洋の東海岸、プンタレオナ海岸での海水浴。
滝のある公園。熱帯雨林
そして最後は、先住民によるブラジルのカーニバルのようなラテンダンス。
忙しかった。
アジアともヨーロッパとも歴史、気候、風土が全く違う国コスタ・リカ。
世界は広い。


しかし、出かける時はいつも三菱のパジェロ
走っているのはトヨタ、日産、ホンダ、マツダ、三菱。
そこに混じって、GM、フォード、BMB,ベンツ、ヒュンダイ
毎日、日本を身近に感じた。
植民地にならず、敗戦から復興できた日本は幸せ。


帰国後しばらくして、冬が過ぎ春を迎える頃になると、
「常春も良いけど、四季がある日本はいいなあ」
「脂っこくない日本食がいいな」
と最近思うようになりました。
これって、年取ってきた証拠?。