國際赤十字・赤新月パビリオン

honest152005-07-14

今年の新入社員が2日間、愛知万博研修をした。
感想は、中々辛口が多かったけど、
意外と人気のあったのがこのパビリオン。
展示スペースは小さいのに、内容がインパクトがあり、
メッセージ性が高いせいか、
常時50分待ちの人気館でもある。
世界の武力紛争保護、災害救援、疾病予防、社会福祉等を
テーマにしたミニシアター。
写真、映像で紛争場面、災害場面を目のあたりにし、
対岸の火事じゃないな、と思ったり、
潜在的に行動に駆り立てるものがあったのだろう。
若い感性に期待しよう。


赤十字赤新月が一緒に並んでるマークも人目を引く。
赤十字運動に功のあったアンリ・デュナンの母国にちなんで
「赤字に白い十字」を反転させたマーク。
十字がキリスト教を連想させるという理由で、
イスラム教国では、赤新月が使われている。
このマークの使用には、厳しい制約があるけれど、
デザイン的には、厳格ではない。
紛争地、災害地の緊急時でも即対応できるように、
赤十字マークは「白地に赤い十字」を守れば良い。
赤新月は三日月の方向も、国によって違って良いとされてる。
我々の世界では、デザインマニュアルを厳格に運用しようとしているが、
かえってマニュアルが邪魔な場合も、きっと多いだろう。