赤と黒、と黒

庭のブラックベリーが黒ずんできた。
赤いほうがおいしそうなんだけど、実は硬くておいしくない。
今朝黒いべりーを摘んでみた。
色がなー、と思うけど、甘酸っぱくて、おいしい。
赤いのもあり、黒いのもあるから面白い。
この暑さだからこその存在感がある。

お昼、客人がきた。
朝の流れで、ブラックカレーを食べることに。
この色もおいしそうではない。
でもおいしかった。
おいしそうに見えなくても、おいしい物はある。

「赤と黒」と言えば青春時代、ジュリアン・ソレルに憧れた。
手を握ろうか、握るまいか、悩んだときは？
とにかく握れ、と書いてあった。
他のあらすじは、すっかり忘れたが、
心に抱いた感情は、行動に移してこそ価値がある、と教えられた気がする。
熱い気持ちが尊いんだ、と。