60年目の終戦記念日

honest152005-08-15

戦後50年の節目も、村山社会党が政権に色気を示して、
自民党に飲み込まれ、踊らされ、今は見る影もない。
この60年目の節目も、もっと戦争について、平和について、
隣国との関係について、世界との関係について
考え、議論をしなければいけないのに、
乱暴で一見シンプルな郵政解散になってしまった。
郵政での議論の積み重ねを拒否し、力で自分の考えを通そうとする
小泉政権のやり方を見てると、戦後50年の時以上に、ぐじゃぐじゃになりそうだ。
今しなければいけないのは、戦後60年の総括である。


郵政で解散と言うと、わかりやすいみたいだが、
戦後60年をどう考えるんだ? 行・財政改革はどうするんだ?
隣国との関係は? 世界とは? 平和憲法をどう守るんだ?
折角万博をやってるのに、そういった論議がなされない。
国の論理では、世界はもう動かない事を、皆知っている。
オピニオンリーダーに力なく、メディアが他愛なき時代。
国民が色々な国の人と交流をしていくしか、
世界の平和、日本の平和、ひとりひとりの平和は来ない。


ユネスコ憲章前文に、「戦争は人の心の中に生まれるものであるから
           人の心の中に平和の砦を築かなければならない。」とある。