１００００ｍも掘れるんだって

地球深部探査船「ちきゅう」が金城埠頭にきた。
海底に向かって掘るのは、今までアメリカの２０００ｍ位。
その記録を大幅に破り、世界一の探査船だ。
海中を進み、海底に到達し、マントルまで到達する。

今日から３日間、万博記念として、名古屋にきた。
想像を超える船。
全長２１０ｍ、５７０００トンというのは驚かないが、
船の上に、７０mの高さのデリック（やぐら）が異様。
ここから海底に向かってパイプが掘り進んでいく。
１００００ｍも掘れるという。１０００本もパイプを繋ぐという。
パイプをどうやって積み、どうやって繋ぎ、どうやって掘り
どうやって海底の物質を回収するか、興味がつきない。

海上での行動で大切なのは、探査するポイントを特定し、
その位置を保持することだそうだ。
GPSで位置を確認しつつ、７基のスラスターを微動させて動きを微調整している。

想像上でしかわからなかった地球の内部の一部を解明するかもしれない。
大地震のあった処を探査して、地震の起こるメカニズムも解明できる可能性がある。
宇宙ばかりに目がいくけど、海底さらには地球の内部はまだまだ未知の世界。
探査船には、世界から研究者が乗船して、現場で即研究ができるようになている。
そんな世界一の探査船が日本にある。