懐が深いスリランカ館

honest152005-09-18

津波の被害が甚大で出展が危ぶまれたスリランカ
復興作業を続けながらも、愛知万博に参加している
その姿に敬意を表したい。


インド洋に浮かぶ我々と同じ島国。
熱帯性気候、人口1930万。
スリランカは、古代の「輝く島」という意味だという。
仏教徒69.3%、ヒンドゥー教15.5%、キリスト教7.6%、
イスラム教7.5%。


館の内部は、聖都アヌラーダブを中心に展示されている。
その独自の芸術と建築を生み出したテーラワーダ仏教の歴史。
宝石加工技術といった伝統技術も、実演している。
薬草を利用した健康作りにも力をいれている。


ここを訪れた観客は、この館の仏教的雰囲気か、カレーライスの匂いか、
何故か親近感を抱くらしく、佇もうと思うらしい。
普通はイベントステージ等に使うスペースを観客は憩いのスペースに使っている。
足を伸ばしたり、座ったり、何人かは寝てしまっている。
怒涛のような会場混雑状況が続く中で、他の館では見られない世界。


津波という大きな災害を受けた国なのに、万博見学に疲れた人々にも
優しい手を差し伸べるスリランカ
同じ島国としても、これからも大切にしたい国だ。