Ｓｍｉｌｅ ａｇａｉｎ！

２０万通の応募があったというユーミンのコンサートへ。
知人の奥さんに、「ファンですか？」と聞いたら、
「娘に影響されて」と。
ユーミン世代、若い世代と幅広いファンが詰めかけた。

１回こっきりのコンサートだけど、凝り性らしく、
ステージに６台のグランドピアノが。
彼女の弾き語りで始まり、６台のピアノでの唄が続いた。
声が出ない。心配な出足だった。

ドラム、ベース、ギター、パーカッションが加わると、声が乗ってきた。
彼女の仲間のアジアのミュージシャンも参加。
ユーミンの持ち歌を、それぞれの言葉で唄う。
ハングル、中国語、英語（シンガポール）での唄が妙に雰囲気があった。
ユーミンはアジアで受け入れられるのではないか。

音楽活動に政治性は一切入れない彼女だけど、時代には敏感。
国や人種、歴史といった壁を乗り越えたい、と今回書き下ろした
”Smile again"を仲間のアジアのミュージシャンと一緒に歌いあげた。
ドームの天井には宇宙の中の地球が表れた。
愛を唄ってきたユーミンが、”Smile"でアジアに向かってる。
最後に向かって声は張りが出、のりが出てきた。良かった。