”マネーボール”を読むと、ベースボールが違って見える。

honest152006-04-17

マイケル・ルイスという人が野球の本を書いた。
アメリカ大リーグで、資金力の乏しい
オークランド・アスレチックが何故強いのか?
NYヤンキースの年俸の3分の一で、
毎年優勝争いをし、プレーオフに進出してる。


ジェネラルマナージャーのビリー・ビーンによれば、
金がないなら、智恵を出すしかない。
「生き残りたければ、やり方を変えるしかない。」
これまでのセオリーを全て問い直してみた。
勝利のために必要な事は、何か?
打率、長打、盗塁、バント、、、本当に勝利の因子か?
他人と同じモノサシではない要因を探った。


信用できるデータは、アウトにならない=出塁率
だから四球は評価ポイント。選球眼のいい選手を捜せ。
ゴロの安打は、たまたまヒットになるか、内野ゴロになるかの偶然性がありすぎる。
評価の対象にはしない。
バントは、敵にアウトを一つプレゼントする様な物。
盗塁も失敗があるから、評価しない。
得点にからむ因子は、出塁率長打率
このポイントの高い選手を捜せ。


で、「デブや背の低い選手」が雇われ、使えないとされたトレード選手が活かされ、
大活躍するという図式。
この辺は、モチベーションの問題か。
何か、目からウロコ、みたいな感じ。
そう言えば、四球がでると得点にからむよね。
日本の野球も、こうやって見ると、楽天とか、横浜、広島は、もっと徹底的に
この手法をとれば、勝てるし、黒字にもなるかもしれない。
野球を違った目で見てみよう。
野球以外にも役立つ考えだなー。