”ハナミズキ”は、緑の中が美しい。

honest152006-04-26

20年ほど前、アメリカ南東部のハンツビルに行った。
20万強の街だったけど、落ち着いていて、
美術館も、緑の中に調和してた。
ホールでは、家庭の物を持ち寄ったオークションが、
ボランティアによって行われていた。
そのボランティアの人が、自分達の住んでる家に案内してくれた。
アーリーアメリカンの大きくはないけど、落ち着いたセンスのいい家だった。
それより印象に残ったのが、緑の樹樹の間に咲く赤と白の花の木。
それが”ハナミズキ”との最初の出会いだった。


その出張は、長島温泉で開催した、「大スペースシャトル展」のからみ。
一緒に行った、長島温泉の人も、あああれは、ハナミズキですよ、と良く知ってた。
帰ってきて、長島温泉に出かけて、良くわかった。
あちこちに、ハナミズキが。社長が好きなんだって。
本当に好きなんだと再確認したのが、”ホテル花水木”を作った時。


時が経ち、岐阜市の街路樹が、ハナミズキに代わっていった。
時のボスがハナミズキが好きになったからだそうだ。
きっとそのボスはアメリカ出張したんだ。
でも、街路樹のハナミズキは、ミスマッチ。
折角のハナミズキが、灰色の建物とけばい看板でかすんでしまった。
緑の中で、綺麗に映えてた”ハナミズキワールド”を単体で捉えてはいかんですな。
日本人は、空間で美しさをわかる国民なのに、それを忘れてしまってる。


で、我が庭には、緑の中に、”ハナミズキ”が今、美しく咲いている。