【Mさんからの特別寄稿】 京都探索 堪能の旅

honest152006-05-25

久々に、京都へ旅行に行った。
目的は「川床」。川床は夏のイメージがあるが、
5月からやっている事を知り、夏になって人が溢れる前に、
空気が気持ち良いうちに川床で優雅な京料理ランチを
堪能!・・・のはずだったのが生憎の雨。
それも諦めつかない程度の、降ったりやんだりの繰り返しだったので、
もしかしたらという僅かな期待さえ裏切られたのは非常に無念。
次回の課題に、などと言いながら友人と先斗町を歩いていたら、
丁度「鴨川踊り」の日だったため、運良く舞妓さんを見かけた。
時間が合わなかった為、観るのは諦めたが、ちょっとだけ得した気分。
演舞場は入る前の人たちで賑わっていた。
結局、先斗町を抜けた鴨川沿いの京料理屋さんの静かな個室で舌鼓をし
、本来の目的とは違う形で食事を堪能。


さて、もう一つの目的は「鈴虫寺」。お坊様が説法を面白く分かりやすく説くのが有名。
仏教の世界は難しすぎるが、これなら私でも理解できるかも。
はるか昔、友人から話を聞いて、京都へ行く度にいつか行きたいと思いながら
何となくタイミングが合わず、ずっと先延ばしになっていた。
今回の旅を決めた際、何処へ行くか友人と相談していた時に真っ先に
鈴虫寺が気になり、では是非行こうと目的地を目指す。


市内より少し離れた場所に位置するこのお寺は正式名称「妙徳山華厳寺」。
駅より歩く道中、桜やもみじの新緑の道を通る。紅葉や桜の季節は、きっと綺麗な景色だろう。
門を潜る前に有名な日本に一つしかない、わらじを履いたお地蔵様とご対面。
その後境内に進み、お坊様の興味深いお話と、願い事の仕方を聞いた。
あまり詳しい事を書くと、今後行く人の楽しみを奪ってしまうので、やめておくが、
ひとつ言えるのは非現実的なお願いはお地蔵様が悩んでしまうので、却下する事。
(芸能人と結婚したいとか、何の当てもないのに億万長者になりたいとか。)
願い事は、一歩ずつ進める事。願い事が決まったら、お守りを買って願い事をする前に
必ず「氏名・住所」を心の中で唱える事。
そうすると、お地蔵様は願いを叶えにお家までやってきてくる。
住所を言わないとお地蔵様は道に迷ってしまう。
また引っ越した時は、自宅より京都の方向を向き引っ越した住所を言う事。
伝えないと転居先不明で願いは届けられない。


話によると、GWには朝6時から門の前で並んでいた参拝者がいたそうだ。
また土日の参拝者の人数はすごいらしい。
そんな大勢の願いを一人のお地蔵様が歩きながら運ぶなんて、大変だな。
サンタクロースでもソリに乗るぞ。
・・・待てよ、という事は私の願いは何千人いや何万人待ちなのかしら。
そんな事を考えていたら、隣で友人が「住所忘れた!」と騒いで再度お地蔵様に手を合わせていた。
やれやれ、大忙しのお地蔵様、体調管理に気をつけて!などと、
心の中で唱えてしまったのは私だけだろうか。