くるりんぱ的に安部新内閣を見てみよう。

honest152006-09-27

つい心配で安部内閣を批判したくなる。
折角”くるりんぱ”をやって、一面的に見るな、という事を学んだから、
二面的に見てみよう。


老害政治からの打破への試みは少し感じられる。
取り巻きが若く、アメリカかぶれが多く、アメリカ大統領のやり方を真似してるのが、気にかかる。
アメリカはネオコン取り巻きで、イラクをはじめとする失政で世界の信頼を失った。
安部新政権は、本当は憲法改正(改悪?)をやりたいのだが、今それを声高に言うと、
来年の参議院選挙が戦えないので、トップメッセージとして、教育改革を選んだ。
ネオエデュ族のように見える新教育改革者というイメージ戦略を使ってきそう。


教育をお上の意思でやるようになると、かっての大東亜戦争時のような
一元的な物の見方になりやすい。
民主主義を忘れた全体主義に陥らないように、目を向けていかないといけない。


チームを組む事は悪い事ではない。
役所の縦割りに対し、政治は俯瞰的、横断的であるべきであろう。
4000年も前から、利権のために政治があり、官僚が存在してる。
この構造を本当に変える、という信念を表に出してもらいたい。
ただチームは仲良しクラブであってはいけない。
結局茶坊主の意見を取り入れたり、裸の王様になってしまう。
チームをつくるなら、必ずオッズマンを入れるといい。
バランス感覚が大切になる。


若いという事は、時代に対する感性が豊かであること。
国民の声、情緒によく耳を傾け、目をむけ、心に受け入れれるチームを作って欲しい。
若いエネルギーがあるなら、とことん議論してもくたびれないでしょう。
まあ安部さんが言ってるから、それでいこう、というような短絡的な内閣であってはいけない。


テレビ出現で、”一億総白痴化”となった。
センター試験で、せいぜい”4択”の中から選べばいいという人間を作ってきた。
コンピューターは、プラスとマイナスで出来上がってる。
携帯電話の出現で、言葉は短くないと通じない時代になった。
こういった時代環境の変化を小泉前首相は、「ワンフレーズ スピーチ」と
郵政選挙に代表される「2択」でうまく波乗りしてきた。


これからの時代変化の中で、「ワンフレーズ」「2択」に疑問を感じ始めた世代が
どう、安部新内閣を見るか、又安部新内閣もどう時代を掴み取れるか? だ。
安部新内閣に不安も不満もあるけれど、我我も、一つ一つ新内閣を吟味していかないといけない。