”練習は裏切らない” 小笠原の言葉。

honest152006-10-27

大方の期待通り、日本ハムへ優勝は流れていった。
テレビも新聞も大喜び。
落合中日は、引き立て役。
新庄との対比、ヒルマン監督との対比で、
落合は、完全に悪役になった。


シリーズ前、落合は新庄を評して、「選手としての力は大した事ない」と。
この言葉で、落合の狭隘さが見て取れる。
選手の能力、技量で勝てると思う落合の限界。
火事場のくそ力じゃないけど、短期決戦のモチベーションを彼は考える事が出来なかった。
あの何を考えてるかわからない表情では、選手のモチベーションも向かう方向が定まらない。
ファンも、落合除きで勝手に応援するしかない。


勝つための采配も迷いだらけ。
ベンチでの”目のきょろきょろ”がえらく目立った。
そのくせ、2回戦リードして迎えた7回、山本を代えるところを代えず、続投。
金子に逆転タイムリーを打たれた。
あれで、落合は逆目逆目にいくようになった。


プロ野球は、下降線を辿ってる。
盛り上げる努力をするためにやる事が一杯あるのに、
ただ勝つために、何も語らず、何も見えず、結果を見ろ、と言う。
そんな今までの官僚が作ってきたような日本そのままの采配は、もうやめにしよう。
日本の野球を変えるきっかけを落合は見せてくれたのかもしれない。


全力でバットスイングする小笠原。
どこかの解説者が、あのスイングでは、駄目だ、変化球で外されたら終わりだと。
それでも、彼はフルスイングをしてる。
それに見合う練習を積んでる。
新庄は、舞台の主役ではない。
狂言回しのような、役回り。
主役は若手のピッチャーと、全力失踪の森本、フルスイングの小笠原だ。
中日には、練習はしてるかもしれないが、表に表れない。
それが負けた原因だ。


それにしても、いつものようにワンパターンで、マスコミは動いてしまった。
新庄、新庄、新庄と言って報道すればいい、という姿勢と、
それを受け入れる日本人。
この単一性も怖い。