初めてマーラー「巨人」を全部聴いた。
クラシックを聴くのは何時以来だろう?
心のゆとりが出てきたせいかな。
愛知芸文のコンサートホールに。
高校時代の同窓生にあったり、
主催者側の人間に会ったり、ロビーも又楽しい。
ウイーン交響楽団のマーラーがメイン。
ファビオ・ルイジが指揮。
と言っても知らない。
最初は今年はやりのモーツアルト。
ごく普通に過ぎた。
休憩後100人余りのフルメンバーによるマーラー。
演目は「巨人」。
恥ずかしながら、初めて全部聴く。
テンポがころっと変わる。
静かに、穏やかに、優しくから、ドンと明るく、早く、激しく、雄雄しく。
眠る暇がなかった。
ルイジは47歳。
指揮が若々しい。
演奏も後半になって激しく、激しく、早く、早くダイナミックに演奏し、
クライマックスはすさまじかった。
虚脱感があった。
気持ちよい世界に漂っていた。