久しぶりに”今日の朝日”が骨太だ。

honest152007-05-03

今日は憲法施行60年。
朝、朝日新聞を取ってきて、一面ぱらぱら。
経済面ちょっと、でスポーツ面を読もうとしたが、
紙面がいつもと違う。
同じ体裁の紙面が続く。
どこかのマルチ広告かと、思ってみたら、社説だと。
ふーん?!と思って読み始めた。


最近の朝日は、なるい。
読んでも心に響いてこない。
普通の新聞に成り下がっていた。
時には、中日のほうが鋭い事もある。
今日の、「提言 日本の新戦略」は、久しぶりに力を入れて、ちゃんとやった。
内容も頷ける部分が多い。
マルチ社説という形で、21のテーマで論じてる。
1番目の社説「世界のための世話役になる」の論や良し。


安部首相が、何故か1泊2日でアメリカへ行った。
長くいると、ボロが出る、有力な政治家と会うと、厳しい問いかけがある事を
承知してる動きだった。
で、その後アラブ諸国へ行った。
アメリカ滞在を短くする理由にしたんじゃないかと、勘ぐった。
そういう面もあったが、意外な成果が一つあった。
産油国は、石油で国家を存在させている。
その偏った国家経営を、新しい産業や技術でバランスの取れた国家へ転換したい、
そこで、日本の技術の協力を得たい、と。
紛争地域でもあるアラブ諸国からの技術協力の要請の声には重みがある。
安定した国家経営に、日本の技術が役にたつ。
軍隊ではなく、技術が”平和”に貢献する事が、発見できた。
問題は安部首相が、そう感じてるかどうか。


朝日新聞の今日のこのマルチ社説で、論じた。
9条には、二度と侵略の愚を繰り返さないという宣言の意味がこもっている。
「9条を持つ国」の安心感が役に立つと、明言してる。
今日の朝日新聞のこの提言を、政治の世界、オピニオンの世界で議論してもらいたい。
他のマスコミが題材に取り上げてもいいじゃないかと思う。