ダメオヤジそっくりだけど、いいとこも見てみよう

honest152008-02-16

福田首相の不支持率が40%越した。
優柔不断だし、官僚のいいなりだし、
道路族といった旧来勢力にも力がない。
このまま行くと、またぞろ人気か、分かり易さで
政権を交代させるかもしれない。
で、ここは立ち止まってダメオヤジそっくりの福田さんの良さも見てみたい。


郵政民営化賛成、反対かと2者択一を迫った小泉首相が、日本人を短絡的にした。
安部首相は、世界に誇れる平和憲法を改悪し、戦争に関与する道を進み始めようとした。
バブル崩壊後、経済は下降をたどり、経営者は人件費を抑える工夫にエネルギーを費やした。
労働組合は、この時期労働時間の短縮に力を注ぐべきだったのに、しなかった。
バブルで懲りたはずの金融関係は、何故かサブプライムにも関与してた。
株価は低迷してるが、企業の業績はそこそこ。
失われた10年と言われていたが、何の失われた15年になってしまいそうだ。


いけいけどんどんのりーダーとしては、福田さんは適材ではないと思うが、
現在のような迷いイッパイの”踊り場”で、色々考えてみるには適材かもしれない。
まずは、安部さんが入れ込みすぎてた愛国心教育に、歯止めがかかった。
薬害、原爆症問題にも、解決の動きが見られる。
福田さんの、スタンスで評価したいのは、「国民の視点。消費者の視点」で物を考え始めた事。
本来政治とは、国民のため、国民の幸せを考えるためのものである。
今までは、生活者の視点は野党が言ってきた。
福田さんが、野党のスローガンであっても、平然と”国民のため”という視点は
素直に評価したいと思う。
歴代の首相の中で、大平さんが、「生活大国」を目指そうとした事がある。
彼がそのまま首相を続けられれば、もっと早く生活者の視点の政治ができたかもしれない。
国民、生活者、消費者視点の首相は、それ以来。
民主党も、生活者が主役と言ってるが、小沢代表が生活者の代表とは思えない。


道路問題も、医療も、食糧も、環境問題も、従来型の視点ではなく、
生活者、消費者の視点で考えると全然違ってるくる。
福田さんも長い事はなさそうだ。
なら、政治の議論の視点を変えるためだけでいい。
利権グループのためでなく、国民のための政治にするために。
福田以降の首相は、どうせ又格好つけが出てくるから、今が日本を変えるチャンスだ。