お座敷遊びに、”可杯(べくはい)”を取り寄せた

honest152008-02-24

2月で卒業するM氏。
一緒にデザイン博をやった連中で
久しぶりに集まり、彼を肴に送別の宴を企画。
OBと現役の集まりになるので、
勝手にOB系の幹事をやっている。


彼のイメージは、日本酒。
で、座敷で宴をやれるとこを探して、街のど真ん中ににありながら
古い鳥鍋の店、玉翠を、これも勝手に予約した。
この店、部屋によっては傾いてる程の古い店。
雰囲気は、これでいい。
さて、この座敷で鍋を囲むが、何か座敷遊びがないかと、探した。


可杯が見つかった。べくはいと言う。
これも勝手に,土佐から取り寄せた。
実は、浅学でこの可杯の事は、何にもしらない。
普通の盃は、酒を注いだまま下に置けるが、可杯は飲み干してしまうまで
下に置けない。
「可」の字は、漢文では「可何々」(何々すべし)と書き、
下にはつけない字であるため、下に置けない杯を「可杯」というらしい。


取り寄せた杯は、3つある。
一つは、天狗杯。長い鼻が邪魔して、飲み干しても下に置けない。
二つ目は、ひょっとこ杯。
これも穴が空いてて、そこを塞いで飲み干すが、下には置けない。
三つ目は、おかめ杯。
これだけ、飲み干したら、下に置ける。
この三つの杯のどれに当たるかの駒がついていて、
その駒を廻しながら、どの杯に当たるか楽しみながら飲み干す。
さあお座敷遊びをして、勝手に酔っ払おう。