中国四川地震に思う地震の怖さ。
四川地震の怖さは、建物が瓦解し、
生き埋めになった人が多い事。
ボランティアに行ってる、歴史博物館の近世コーナーに、
濃尾地震の模様が展示されている。
濃尾地震も、マグニチュード8.4.
四川の地震と匹敵する、大規模地震。
震源地に近い所では、8割から9割の建物が全壊した。
震源地から少し離れた岐阜市では、全半壊は、6割。
しかし、地震が朝食の準備の時間にあたったせいもあって、
火の始末を忘れ、逃げ出したため、倒壊した家屋から出火し、
総戸数の3割が全焼した。
日本は、木造家屋が多いせいか、火事での被害が増えるのは、神戸地震でも
経験済み。
中国は、石材での家屋が多いせいか、火災での被害は少ないようだ。
ただし、耐震構造が充分でないと言う事で、倒壊した家屋が多く、
生き埋めになってる人も多い。
少しでも多くの人が助け出されるのを祈るしかない。
日本の報道をみてると、中国の耐震基準が甘くて、尚且手抜き工事が多い、と。
それも日本に比して、というような驕りの気持ちで報道してる。
日本の耐震対策は、中国よりすすんでいるような気分での報道が多い。
実は、日本の耐震対策も大した事はない。
火災対策にいたっては、江戸時代よりちょっとすすんだ対応しかできてない。
我が家の窓がうまく開かなくなったので、窓枠を直した。
そのとき、建物が歪んでると言われ、耐震調査をした。
市から半額補助があった。
その時の調査結果は、もし大規模地震があったら、倒壊する危険性が高い。
そんな結果でびっくりし、補強をしたいけど、どのくらい費用がかかるかを聞いた。
答えは、建てる位の費用だった。
びっくりしてたら、その後その連中は顔を出してこない。
どうも、建物の補強に自信がないようだ。
こちらも、家を建てるような金もなく、地震がきたら、何とか怪我をしないように
逃げるしかない。
火事も怖いな。
中国を地震後進国のように見てる人も多いけど、
日本も決して先進国ではない。
地震に関しては、小手先の対応しかしていない。
国とか、行政のいう事を鵜呑みにしてはいけない。