猛烈な稲妻に出会いて後北京オリンピック開会式を見る

honest152008-08-09


昨夜ユネスコ子供キャンプはキャンプファイアーの予定。
8時頃には迎えに行こうと、7時半に家を出る。
雨も雷もない。
庭の野菜に水をやったくらい。
それが、ファミリーパークへ向かううちに、
遠くの山に稲妻がドンドン落ちる。
突風が吹き、土砂降りの雨、ワイパーを最高速にしても前が見えない。


ファミリーパークは、嵐の真っ只中。
テントは飛び、荷物がびしょ濡れに。
キャンプファイアーも中止。
車で、事務所棟まで運んでる最中。
87もびしょ濡れ、カミナリの凄さに泣き出したらしい。
事務所棟に何人か送って、家に帰る。
山に囲まれた所は、自然の脅威がまともにくる。
晴れて、スムーズにキャンプが送れるのもいいが、
自然が荒れ狂ったら、人間や人工物は、おとなしくしてるしかない。
びしょ濡れになった荷物も、どうやって乾かし、少ない手荷物で、
どうやって過ごすかも、きっと子供達にとって役にたつ事だろう。
それにしても、山中の稲妻は、都会の比ではない。


帰りついたら北京オリンピックの開会式が始まる。
モスクワ、ロスのオリンピック開会式を生で見た自分としては、
北京の開会式には、とても興味があった。
圧倒的な人海戦術でくるだろうな、と思っていたら、案の定。
良く練習してきた。
言葉をベースにした演出。
キービジュアルは、絵巻。
これは、良かった。
時代を振り返り、現代になり、未来を展望する。
これは、どこの都市のオリンピックも一緒。
何故か、未来軸が弱い。
中国は、今まだ共産党一党独裁
その国が、政治、宗教、民族に触れないで、”文字”で演出をすすめた。
過去を、それなりに誇りをもって表現した。
文化大革命で、過去を否定した国が。


活版を模した演出の支え役が、やはり圧倒的な人海だった。
58とかの民族をも参加させ、言葉の中で、友あり遠方より来る、とか
”和”とか、平和のシンボルの鳩の演出とか、これだけ世界中に表現したのだから、
これからの中国には、特に”平和”を意識した国になって欲しい。


会場への花火は、街中をずーっと登ってくる迫力があった。
自分達は、日本ではとても規制がって出来ない事を彼らはやった。
一杯問題があったろう。
開会式の前半1時間は、見事だった。
欧米も東洋、中国の表現力に、それなりの刺激を受けたろう。
お金も半端じゃなく使ってる。
日本ではこんな開会式はできないから、東京オリンピックの誘致も止めたほうがいい。


選手入場から冗漫になった。
自分は、聖火の点灯を見るために、ひたすら待つ。
選手入場は、お役所仕事。
ウエルカムで、手拍子をしていたアテンダントの女性達が気の毒だった。
聖火点灯で、最終ランナーが吊るされ、走る姿は印象的だったけど、最後の点灯は
良くなかった。
やはり、モスクワオリンピックの聖火点灯がナンバーワン。
今回と同じく、聖火台へ至る階段がなかったモスクワ。
最終ランナーが走ってきたら、兵士達が板を掲げスロープをつくり、
ランナーがジグザグに登っていった。
ハイテクとか、技術じゃない、人間による演出が感動を呼んだ。


北京も、人間の力で演出し、選手達のフットアートで式台をつくり、
絵巻も素晴らしかったのに、最後はテク使いすぎという感があった。
花火も使いすぎ。
稲妻という自然の光を見た後だったから、余計花火が過度に見えた。
今日のブログで、100,000ヒットしそうである。
ヒットして頂いた方方に御礼を申し上げます。