【マルタ①】マルタは、幾多の帝国の支配をも、自分達の資産とした。

honest152008-08-26

英会話の先生だった人がマルタに帰った。
彼との話で、マルタを知るようになった。
で、この目で確かめようと、出かけた。
毎夏のように、まずパリの娘の所へ寄った。
パリは22度。猛暑の日本からの避暑地だ。
マルタに着くと、再び30度を超して、日差しが痛い。
海はあくまで青く、空には雲一つない。


マルタは、シシリーの南100kmのとこに、ちょこんとある。
淡路島より小さな島に40万人が住んでいる。
入り江が入り組んでいて、天然の要塞島になっている。
マルタの先生が予約してくれたホテルは、スリーマーという
比較的新しいリゾート地。
バカンス客で一杯。
ホテルの目の前には、首都ヴァレッティアが見える。
まるで要塞のようだ。
ディナーまで、プールで体をほぐす事に。
子供も、おばあちゃんも、お母さんもいる。
遠くのほうでは、トップレスのおねいさんもいる。
プールは塩水。
マルタには、川がないので、水がとても貴重。


8時のディナーの約束だったけど、マルタ先生大分遅れる。
マルタ時間かなー。
夜の遊び処セント・ジュリアンにも美しい入り江がある。
レストランが多い。
彼の予約してくれたティピカルなマルタ料理の店に入る。
彼の奥さんも、既に待っていた。
彼は、マルタに留学してきてた日本人の彼女を見初め、口説き落としたらしい。(?)
マルタは、地中海にあるせいか、魚が名物料理だそうな。
この店の名物は、ウサギもその一つ。
で、ウサギのベークドと、本日の魚を3種類焼いたり、揚げたのをオーダー。
ウサギは、途中でホークが止まった。
魚は、まずまず。
スパークリングワインを頼んだら、マルタ産はない、でイタリア産を飲む。
旨い。
ワインは、マルタ産もいくつかある。


小さな島だけど、人口密度も高いし、観光客も多い。
今から6000年も前に、マルタは発達しはじめた。
アフリカとの要所に位置する事から、歴史的には、カルタゴ、ローマ、
さらにはイスラム帝国に支配された。
マルタ騎士団が、侵略国軍と戦って打ち破ってきた。
ナポレオンも一時期侵略してきたそうである。
彼を打ち破るべくイギリスに頼んで、ナポレオンをしりぞけ、
その関係で、イギリス統治の時代を経て、独立。
英語が通じる国。
街を歩くと、それぞれに統治された歴史があちこちに見られる。
特に、建物にその歴史を見る事ができる。
キリスト教と、イスラム文化が交じり合ってる。
アフリカの影響もある。
侵略された歴史を逆手にとると、優れた観光資源になると言う事か。
街の博物館とか、神殿には、太った女性の像が見られる。
美しさの基準も、太めだったらしい。