イタリアは小さな店と職人を大切にしてる
昨日までの雪を踏み締め今年初のキャンパスを歩く。
寒いけど、学生は多い。
学期末が近くなると、出席率が高まるんだ。
今日は、自分がレポートをする日。
まちづくりについてレポートしたいと言ったら、
2冊の本を渡された。
1冊は新潟の村上市の話。
後1冊は、イタリアのまちづくりの話。
イタリアを選んだ。
「にぎわいを呼ぶ イタリアのまちづくり」というタイトル。
イタリアの中規模都市が、小規模店や職人企業を中心に発達してきた事をまとめている。
11章からなる本の8章の”都市型産業の展開ー職人企業が都心活性化に果たした役割”が
レポートする章だったけど、面白そうだったので、一通り読んだ。
都市国家で育ったイタリアだからこそ、地方都市が個性的にまちづくりをしてきた。
デパートは、都心ではなく郊外に立地し二流イメージがある。
小売店が消費者の支持を集めている。
ブランドではなくブティックで選ぶ。
売り子も職人。
職人企業には、いろいろなサポートがある。
歴史的建造物を活かした街づくり。
新しい建造物よりも、修復に力を注ぐ。
都心居住をすすめた。
歴史文化に遊ぶまちづくり。
といった大規模店、大企業に偏していないまちづくりが紹介されていた。
日本では、地方では都心の空洞化が進み、大規模店の誘致してもすぐ撤退となり、
更に空洞化が加速化する。
地方にとっては、大規模店誘致中心のまちづくりの時代は終わった。
地元に熱意のある人中心にその地に根ざしたまちづくりしか生き残れないだろう。
そんな兆しは見えはじめてはいるが、、。