長良川を愛してますか?

honest152009-10-22

はい、とは、恥ずかしくて言えないけど、
自分のふるさとの大切な存在。
河口堰が出来て、生態系が微妙に変化して、
更に徳山ダムからの導水路計画まで浮上してた。
作ってしまった徳山ダム、何の役にも立たなくなってしまったので、
導水路を作って、辻褄を合わせようとしてる。
とんでもない無駄な金とエネルギーを使う国交省の役人。
計画を立ててる担当者も嫌気がさしてるだろうに。
民主党政権になって、導水路は今のところ凍結された。
といって、中止になった訳でない。
ちょっと油断すると、凍結は解凍できるらしい。


昨日長良川を考える市民学習会で、今本京大名誉教授の話を聞いた。
淀川水系流域委員会元委員長の経験を生々しく語った。
委員会は、河川局主導ではなく、自主的に運営した画期的なものだった。
まとめた意見書も充分検討して、委員の手でまとめた。
ダムはいらないとまとめたのに、事業計画には、一行ダムの調査、と書かれていた。
委員会の諮問結果も、平然と改ざんする神経が、国の役人にはあるらしい。
たった一行の中で、一言で計画を自分達の思うようにやれる国語力を持ってる。


熊本で、「ダムのいらない委員会」が発足したが、データを気をつけないと、
やはりダムが、最も効率的、効果があるという結論になる危険性がある、という。
国交省は、ダムを作るために大変なエネルギーを注いできた。
堤防を強化すればダムはいらない、という意見が出た以降、堤防データが
オープンにされなくなり、堤防専門家も少なくなってしまった。
寿命が来たり、不必要なダムを無くしたり、中止しようとすると、
そのための法整備が必要であり、撤退時の補償もきちんとしなければならない。
要は作るための法、予算対策はしてても、止める対策はないという事。
ダムだけに限らず、これからは不必要な物には、勇気を持って中止という決断が
出来る仕組みを作っていかないといけない、と彼は言う。


徳山ダムは、普通に常識のある人が現地に行けば、不必要なダムという事は
一目瞭然だと思うので、きちんと導水路計画が中止になる事を切に望む。
長良川の河口堰も、今となっては何の役にたっているのか?
塩害を防ぐという説明も、説得力を持った検証がされていない。
下流にある河口堰を見に行った時、得体の知れない形に唖然とした。
まあ未来系の形状をしてる。
ダムはイメージ出来るけど、河口堰はイメージ出来ない。
もういい加減ゲートを上げて、魚達に本来の生態を取り戻してやってよ。