ホーチミンからの帰り、台北で地震を知った。

友人とベトナムへ出かけた。
チャイナエアラインを利用したので、行きも帰りも台北経由。
ホーチミンからの帰りの映画で”ヒア・アフター”を見て、
津波の凄さを見ていた。
台北空港では、若い日本人が、”ディズニーランドが水浸し”と言ってる
のが聞こえてきた。
乗り換えのゲートに向かってると、テレビの前に人だかり。
日本でマグニチュード8.8の文字と映像。
最初は、どこかの映画の宣伝かと思った。
実際に地震が起きたと知って、びっくりした。
日本時間6時頃の映像で、被害状況がはっきりしなかった。


携帯で確認しようとしたが、圏外となって繋がらない。
名古屋行きのチャイナエアラインは満杯。
400人の大半が日本人。
それでも日本の地震についてのアナウンスはない。
JALだったらどうするんだろう?
成田行きを変更して乗ってきた乗客もいた。


名古屋に着いた。
皆携帯で状況を確認していた。
自分も確認。
東京にいる長男達も、オフィスから歩いて帰った。
奥さんとも一時期連絡が取れなかった。
やっとの思いで、保育園まで子を迎えに行った、とメールに。
そこまで酷い状況か、という事は空港という閉鎖空間では、わからない。


自分はそれでも、すんなり名鉄に乗って家にたどり着いた。
テレビを見て驚いた。
津波に驚いた。
あんなにも早く、大きな津波が来るとは予想出来なくて、被害に
遭われた方が多いだろう。
自分もセントレア海上空港なのに、この空港にも津波が来るかも、
とは全く頭に浮かばなかった。


地震国家とも言える日本で、ここまで被害が大きくなるとは、
多くの日本人は思っても見なかっただろう。
耐震対応とか、災害訓練とか、情報伝達とかそこそこわかってるつもり
だったけど、余りに甘く考えていた。
一瞬で被害に遭われた方々、謹んでお見舞い申し上げます。