9時間 富士山と共に

honest152012-11-15

高校の同窓生が、富士の頂が白くなる頃、東京、岐阜から集まる。
今年で10年目の節目、中締めにしようと、まずは下部温泉に集合。
そんな温泉聞いたこともない。
岐阜から車で向かう。
第二東名の初乗り、浜松SAで、奈良、名古屋チームと合流。
清水インターを降りて、身延山へ向かう。
日蓮の総本山がある。
男坂、女坂を登るらしいが、信徒でないので、ケーブルカーもどきで登る。
印象に残ったのは、男坂のあまりに急こう配の階段。
昔から、この坂を登り、下るのは、想像がつかない。


南無妙法蓮華経と唱えて、下部温泉に到着。
宿に隣接して駅がある。
山間の鄙びた温泉宿をイメージしてたけど、大きな宿、お客さんも多い。
信玄も湯治した、あの裕次郎も湯治したという効能あらたな温泉。
早速温泉に浸かるが、芋の子になったような混みよう。
宴会は、27人の参加。
例年参加してるメンバーで来てないのが数人。
体調が悪いらしい。
一人1分の近況報告で、ほぼ宴会はお開きに。
それでも、それぞれの一年が聞けた。


4人部屋で、寝遅れた、自分もイビキをかくが、先手を取られて寝れず。
5時に起きて、温泉へ。
もう20人くらいが来てた。
皆どんなライフスタイルなんだ。


ゴルフ場へ向かう。
リバー富士へ到着時間8時。
雲が頂にちょろっとあるだけの、見事な快晴。
記念写真もきまる。
バンカーの練習処からも、富士が見守ってくれる。
プレイに入る。
珍しく、いいショットが続く。
ほとんどのホールで、富士を見る事ができる。
くっきりとした富士。
順調にハーフが終わり、昼飯。
気持ちがいいので、ビールを飲む。
ショットの好調さを富士のお蔭にして、インのプレイに入る。
いきなりOB。
打ち直しもミスショット続き。
10も叩いた。
その後も、午前の調子の良さは、消えてしまい、どんどん崩れていった。
合わせるように、雲が増えてきた。
頂に帽子を被ったような雲が出てきた。
ショットを悪くする雲だ!
立ち直らないまま、ワンラウンドが終わった。
ベストグロスを狙ったが、遠く遠く届かず。


風呂から上がって、パーティー会場へ。
富士の頂に雲はなくなっていた。
赤富士でもと期待したけど、心持赤みがあるくらい。
朝見た白く覆われていた稜線が黒味を帯びている。
雪が溶けたんだ。
ぼーっと見てる同じ富士だけど、9時間共にいると、少しづつ富士の表情が見えてきた。
どうもビールが嫌いらしい。