1500万人を越えた

honest152005-08-19

昨日万博は、1500万人目を目指して、朝2万5千人が並んだ。
予定通り朝10時過ぎには、目標であった1500万人を越した。
狙ってきた人は一見の客じゃなく、常連客。
10回、20回、50回目という人が万博情報をきちっと知ってて
一見の客より効率良く、3倍は楽しんでる。


万博は、非日常空間である筈が、常連客にとっては、一種の未来タウンのようだ。
今日はあそこ行こう、明後日はあれが面白い、月末にはビッグがくるらしい。
と彼ら常連客は、情報を丹念にとって、楽しく万博会場を我が物顔で楽しんでいる。
万博後、彼らはこの情報収集力と行動力をどこに向けるか、楽しみである。


昨日は催し物が盛り沢山。1500万人記念大賞品大会とか、
ケニアのナショナルデーとか、あちこちで皆が楽しんでいたが、
メインイベントは、何と言っても「渡辺貞夫と子供たち&太鼓」だった。
Share the World のテーマのもと、子供達の合唱、世界各地の太鼓、
そしてナベサダのサックスが演じられた。
太鼓は、ブラジル・オロドゥンジュニオール、鹿児島の和太鼓と続き、
アメリカからは、エネルギー溢れるハレルヤ・カンパニーJRのゴスペル。
再び太鼓の競演。ポルトガル・トカルファの一糸乱れぬ演奏の後、
最後はセネガル。凄かった。あのエネルギー、姿勢、動き、素晴らしかった。
彼らの名前は「DEEG」、真実という意味だそうである。覚えておこう。


最後の大合奏は、観客もステージ近くまで降りてきて、一緒に踊り、手を叩き
おたけびをあげていた。若い人だけじゃなく、おじさんも、おばさんも。
こういったハイ年齢も飛び込みで参加する姿を見てると、
ひょっとして、日本人は変わってきてるのかなと思い始めた。
72歳というナベサダだから、ハイ年齢が参加するという事もあるだろうけど、
内面にしまっておくより、外面に出そう、という気持ちが、
万博で外国人の行動を見ながら出てきたのではないかと期待したい。
老若男女のバランスのとれた閉会式みたいだった。