金沢の21世紀美術館は若い人でいっぱい。

honest152005-08-21

金沢の繁華街香林坊を市役所の方へ入った処に、
21世紀美術館がある。
芝生で囲まれた公園の中に、ガラスの平屋建てが美術館。
オープンで透明感がある。
昨年10月に開館。


世界の同時代の美術表現に市民とともに立ち会う、を目指してるらしい。
企画展は、マシュー・バーニーの「拘束のドローイング」他。
”拘束”が生み出すものを、彼は映画、彫刻、写真で表現していた。
トランポリンで跳んで、筆を入れたり、床にチューブで繋ぎとめられつつ
壁にドローイングを描いたり。
見るのに、疲れた。


企画展を見て、疲れた身に目に入ってきた、庭のプール。
中庭にプールがある、青い水を張り、一服の清涼感。
よく見ると、下に人がいる。
企画展から地下室に行く道があり、プールの下に行く。
上から人が覗き込んだり、陽が差し込んで、ゆらゆらしたり
やっと楽しい空間にきた。
レアンドロ・エルリッヒ(ブエノスアイレス生まれ)の作品。
それまで黙って見ていた若者も、ここでは柔らかい笑顔を見せていた。


それにしても一等地に美術館を作ったり、わかりにくい現代アートを手がけたり、
それでも市民参加を考え、子供たちのアート心を育む姿勢には敬意を表したい。
何にせよ若者達が多かった。若者が集まるということは、未来があるんだ。