あと1月と1日

honest152005-08-24

愛地球博も明日で、残すところ1ヶ月。
オープンした頃は寒くマフラー、コートが必要だった。
その後猛暑で大変だった。
雷も、明日には台風がくるかも。
現場は大変だったが、成功とか評価が疲れを癒してくれる。
後ひと踏ん張り。


環境をテーマにした博覧会なので、それぞれが環境を自分達なりに
消化しプレゼンしている。
建物、展示、映像といったハードがらみに目がいきやすいが、
ソフト面で見ると、今回の万博で初めてと言う試みが、「EXPOエコマネー」。
コモン3にセンターがあるが、今日現在で17万人の人がエコ市民となっている。
リピーターも多いので、全入場者の2%弱がエコマネーに参加していると言う。


会場内で行うエコ活動、エコツアーなど環境プログラムへの参加、
ノーレジ袋の実践、エコ商品の購入をすると1回につき1ポイントたまる。
会場外でEXPOエコマネーの看板のあるところでも、ポイントが貰える。
ポイントはエコ賞品と交換できたり、植林活動への寄付、
国内外のエコ・ツアーがあたる懸賞に応募ができたりする。


こんなに参加者が多いとは、予想外のようである。
少なくとも参加者は、環境について何らかの知識を得、行動に参加した。
この行動が次なる環境行動に結びつくきっかけになるかである。
万博という大空間での実証実験であるが、地味な事業にこれだけ参加者がいた事は
近未来のエコ活動、或いは、地域通貨活動にも大きな影響を与えるだろう。


大阪万博後は、太陽の塔が記念碑として残った。
今回の万博も、そういったハードでのモニュメントが欲しいという意見もあるが、
こういった市民生活の行動を変えるような事業にも、愛知万博は投資して良いと思う。