宴も終わって、秋が来る。

honest152005-09-12

予想通りというか、予想以上に小泉自民党が勝った。
解散と言ってから1ヶ月、選挙以外は皆関心が薄かった。
対外的な折衝はストップし、ある意味日本は孤立化し、
又島国に戻ってしまった。


この1ヶ月の間に、台風が来て、アメリカはハリケーンで未曾有の
打撃を受けた。 9.11はNYテロから4年。
6カ国協議も、又始まる。
高校野球も終わり、いつのまにか、阪神が優勝街道に向けて驀進している。
松井のヤンキースは苦戦している。
愛知万博も連日大盛況。
それでもこの1ヶ月で忘れてならないのは、被爆60年、戦後60年を迎えた事。
でも、郵政の前に消し飛んでしまった。


大衆化時代に逆戻りした日本人は、せいぜい今日までで選挙の事など
関心が薄れてしまうだろう。
微妙な決着ならともかく、これだけの差だと、殆んどの日本人は
もう郵政には関心がない。
法案が通っての組閣に少し興味が出る程度だろう。
でも、結構怖い局面が出てる事を忘れてはならない。
与党で3分の2の絶対多数を確保した今、憲法改正の発議が出来るようになった事を。


昨日、今日で多くの人が、自民党が勝ちすぎたな、と思ってる。
2大政党は消えて、1党独裁も可能になった。
法案可決が可能になったわけであるから、今のうちに問題法案を出してくるだろう。
野党には、今や牽制機能しか残されていない。
2大政党なんて、幻想を抱かないで、きちっとチェック機能を果たしてもらいたい。


そうこうしてるうちに、街の片隅では秋が訪れている。