ヤタガラスもあいうえおも、観音さまもある温泉

honest152005-10-12

久しぶりに温泉へ。北陸路の加賀温泉郷。
駅に降りると、4つの温泉が。
山中、山代、片山津、粟津温泉
駅前は、旅館のバスなどのターミナル。
駅前の新しいビルには、当地のおみやげが一杯。


温泉宿、温泉街みたいなイメージとは、違う雰囲気。
どこにでもあるような駅前。
唯一異様なのが、観音様の立像。駅の向こうに聳え立ってる。
バブルの時に遊園地とホテルと観音様を建て、潰れたそうな。
それがそのまま、一種のランドマークだ。


案内書に、3本足の霊長「ヤタガラス」は1300年前に、羽の傷を癒してる
水溜りを見つけたのが、山代温泉だそうな。
「あいうえお」五十音図創始者明覚上人が、この地に七堂伽藍の建立し、
さらなる繁栄を迎えたそうな。


まだある。
与謝野晶子泉鏡花北大路魯山人が、さかのぼれば明智光秀が湯治に訪れ、
全国各地の文化の香りが、ここで入り混じった、との事。
九谷焼の展示館も、魯山人の庵もある。


歴史も、由来も、文化もあるのに、昔は昔、今は今みたいに分離してるみたい。
昔と今がインスパイアーすればいいのに。
観音様を反面教師として考えてみると智恵が出てくるかな。