あのソフィア・ローレンが、パバロッティが幻のように!

honest152006-02-11

何だかんだと気になったトリノの開会式。
イタリアだからやっぱ格好良くやった。


フェラーリの轟音には、痺れただろうなあ。
床上に五輪マークを描こうとしたけど、うまくいかなかった。
額縁からでてきたような”ヴィーナス”。
プラカードを持った女性のスカートもアルプスを模したみたいだったけど、
ロシアの肝っ玉母さんのスカートを思い出した。
メインイベントの聖火への点火では、ドミノ倒しを連想してしまった。


面白かったのは、28人のアクロバットダンサーが演じた棒を使ったショー。
あの空間では際立ってたけど、何故か欽ちゃんの”仮装大賞”ぽかった。
そうは言っても、さすがイタリア。
歴史を振り返り、お国自慢の音楽、絵画、彫刻、ファッション、バレー、ハイテクを
ふんだんに盛り込んで楽しくエンタテイメント仕立てにした。


その中で、2点だけ、真面目にやってるので感銘を受けた。
オノ・ヨーコが”イマジン”で平和をアッピールしたこと。
もう一つは、オリンピック旗の入場では、8人の女性に旗を持たせたこと。
あのソフィア・ローレンがいた。ノーベル平和賞カンボジアの人権活動家と共に。
存在感があった。
最後に出てきたパバロッティも。
どちらかというと、未来志向よりも偉大な先人達を訴えたかったのかなー。


この開会式の予算は、愛知万博の開会式の30倍と見積もってみた。
かなりのお金だ。