銀杏は健康にいい。さて何にいいのでしょうか?

honest152006-02-19

こんな枕言葉で語り始めた学生落語家が
見事”策伝大賞"(グランプリ)を獲得。
落語の祖と言われる安楽庵策伝ゆかりの地岐阜で、
第3回全日本学生落語選手権があった。
昨日の予選には、北は北海道、南は沖縄の大学36校、
114名の参加があり、今日6人により決勝が行われた。


タイトルの答えは、「いちょう」。


トリノオリンピックの開会式でパバロッティは”誰も寝てはならぬ”を歌い上げた。
寝ないで見てね、という気持ちも込めてたみたい。
江戸時代、安楽庵策伝は、”醒睡笑”という笑い話を集めた本を完成させたという。
1000余りの笑いの話が入っていて、後に落語の祖と言われるようになった。
”ねむりを醒まして笑う”というこの本の意味は、どこかパバロッティの唄に
通じるものがありますね。


6人の落語選手権の決勝は、白熱戦になった。
女性も一人決勝に残り、柔らかいとぼけた味に思わず引き込まれていた。
若いので、着物を着て現れても、そのミスマッチでお洒落に感じる位。
喋りも、声が良く通る。体の動きもダイナミック。
優勝は、銀杏並木がある大学に通ってる男子学生。
演し物は”まんじゅうこわい”。13分の短い時間で自分なりに工夫してうまく仕上げた。


最近斜陽化が進んでいる岐阜市にしては、久方ぶりのヒットイベントになった。
会場は笑いと、時々のうるるん風景が現れ、年を越えて、地域を越えて
笑いの中で心が柔らかくなった。


この笑いを胸と頭にインプットして、明日から”春を飛び越え夏”に会ってきます。
1週間ブログはお休みします。