本を読んでたら、ロイヤル・フリー・ホスピタルが出てきた。

honest152006-06-23

ハヤカワミステリーの「ビターメモリー」を読んでる。
その中に、ロイヤル・フリー病院が出てきた。
懐かしい名前。
30数年前、長男が、ロンドンのここで生まれた。


ロンドンで子を産むには、まずホームドクターを見つけねばならなかった。
ハムステッドの近くにアパートを借り、近くの医者を訪ね歩いた。
どこもホームドクターにはなってくれなかった。
あちこち捜し歩いている時、身重な状態に付加がかかって歩けなくなった。
慌てて救急車を呼んだ。
連れて行かれたのが、ロイヤル・フリー・ホスピタル。
即入院、安静という事で1週間程そこで、お世話になった。
と同時に、登録もしてくれて、ここで、その後の検診、分娩もできる事になった。
困り果ててた頃だったから、この病院は、我々にとって天使のような存在になった。


無事長男が生まれ、髪の毛が黒い子は珍しいと、看護婦さん達が良く見にきた。
寝かしつける時も、うつ伏せ。
出産後の入浴も、日本では暫く駄目な時代だったけど、ロンドンではあくる日からシャワーができた。
日本との習慣の違いは色々あったけど、理にかなったやり方が多かった。


30数年前のイギリスは斜陽国といわれていたが、こういった社会福祉関係は、今の日本でも
まだ追いつかないほど、すすんでいた。
本当にお世話になり、有難うございました。
長男の名前には、ヨーロッパで生まれた記念の名前をつけた。
あるホームパティーに行ったた時、長男の名前を披露した。
”Hopeful Europe!"と言う名前だと。
皆が拍手喝さいしてくれた。