アイルランド紀行②〜月面に草を生やしたようなゴルフ場〜

honest152006-08-07

先発組は、ダブリンとラヒンチで2ラウンド。
風が強く、ブッシュでロストの連続だったらしい。
今日は、やっと彼らの仲間入り。


スタート時間は、1時だが、10時にはマナーハウスを出発。
リング・オブ・ケリーの西端にあるWatervilleに向かう。
1時間程で着くかな、と思ったけど、2時間弱のドライブに。
観光道路なので、あちこちにビューポイントが。
アイルランドの西端の半島をぐるりと回るのが、このリング・オブ・ケリー。
行きは、断崖絶壁より、砂浜が見えたりして、穏やかな風景。
山際は、草と岩盤。


ゴルフ場に着く。
自分にとっては、初めてのアイルランドのリンクス。
荒涼たる風景。
まるで、月面に降り立った気分。
月面には草がないが、ここには草もブッシュも、砂(バンカー)も、グリーンもある。
平坦な処がみあたらない。
”あるがまま”のゴルフ場。
ゴルフの原点だな、ここは。


最初のドライバーは、長旅を忘れさせるグッドショット。
フェアウエイ真ん中。
第2打は、残り170ヤードを5番アイアン。
真っ直グリーンに落ち、どんどんオーバーしていった。
硬いんだ、地面が。止まらない。
ラフからのアプローチでだふり、やっと4つオン。
ダボスタート。次のホールもダボ。
3ホール目は、ブッシュに入り、何度も打ち、8のダブルパー。

この調子じゃ幾つ叩くかわからんなーと思ったら、落ち着いてきて、
前半は何とか50で上がる。
後半は良くなると思うと、ブッシュに入り、12番へ。
ショートホールだけど、グリーン以外は、全てブッシュ。
凄い風景だ。開き直って打ったら、グリーンエッジ。
仲間の一人は、バンカーに入れ、出すのに苦労。やっと5つ目にでた。
かえってメモリーになる。
結局あるがままのコースにあしらわれ、後半は51。トータル101。
100は切れなかったが、平坦な処がない、硬い地面、グリーンのアンジュレーション。
この状態ではまあまあだ。
やりがいのあるリンクスだった。


帰りは、又リング・オブ・ケリーへ。
行きの景色とは、雰囲気が変わった。
氷河期の影響を受けた入り組んだ入り江を眼下に、山際の岩盤も険しく、
めりはりの効いた眺めを見ながら、キラーにー国立公園の緑の中を通って帰館。