アイルランド紀行⑤〜南西部に向かうにつれ、眺めが変わってきた〜

honest152006-08-10

今回のエースドライバーのO氏曰く、
眺めがいつも一緒。
ダブリンから西に向かった時、
ドライバーの目には、牧草地が、次から次に。
この国には、羊と牛しかいないのか、と。
山もなく、高い木もない。


バリーバニオンを後にして、トラリーという街で1泊。
ここのB&Bに着くと、張り紙が。
Wedding Partyに出かけてるので、それぞれの部屋に勝手にチェックインを、とある。
我々以外にも、二組泊まるみたい。
安全な国なんだ。ここは。
部屋に入り、シャワーに入ったK氏、水だ、寒い、入らないほうがいい、と。
ゴルフプレイ後だから、入りたかったけど、やめた。
街に出て、食事して帰ってきても、宿主はまだ帰ってこなかった。
朝目覚めて、シャワーしたらやっと熱いお湯がでた。


トラリーを出て、南に向かう。
ブラーニーという村にB&Bを予約してある。
朝から強い雨、移動日だから、問題ない。
キラーニー国立公園には、大きな樹が繁っていたが、他の地区では、余りない。
でも南に向かうにつれ、植林が目立つようになった。
木と木の間が狭い。これじゃ枯れてしまうのに、と思ってたら、枯れた木や、倒れた木も。
やはり、岩盤で土部分が薄いのか。


ブラーニーのB&Bには、何と11時には着いた。
おかみさんが、目を丸くしてた。
前の客、アメリカ人がやっと帰ったとこで、後片付けの真っ最中。
我々は、早めに場所確認にきただけ、と言ったら。
荷物を置いていきなさい、と言うので、スーツケース4個を出した。
8人乗りのVWのミニバスのレンタカーだが、スーツケース4個、ゴルフバッグ4個で、結構一杯。
車が少し軽くなった。


このB&Bno庭の横には、渓流が。
木曽駒に行った時のように、樹は多く、大きく、緑も一杯、花も色鮮やか。
清流の流れる音も心地良い。
アイルランド全体が避暑地のようだけど、この村は村の避暑地という感じ。


荷物を預けて、ブラーニー城へ。
狭い階段をてっぺんまで上がると、仰向きになってキスをすると演説がうまくなる、ポイントに。
親父が一人いて、2ユーロで斡旋をしてた。いい商売。
観光地で、がめつい商売やってるのを見たのは、ここが始めて。
今更演説がうまくなんかなりたくないので、見るだけにとどめた。
雨は依然として、強い。
褐色の美人が、おじさんと連れ立って、相合傘。
どういう関係かな、と想像しながら歩いてたら、H氏曰く、彼女パリから来たんだって。
H氏、今回の旅で最初孤軍奮闘したせいか、可愛い子をみると、何処からきたの?
と聞いている。日本じゃ聞けない質問だけど、ここじゃ聞けるらしい。
多分この二人は、パトロンとミストレスと思ったけど、H氏は養女じゃないか、と。


ブラーニーのパブでアイルランドでは珍しいローストビーフを食べ、コークに向かう。
今まで通った小さな町は、同じような印象。
コークは、この国第2の都市だけあって、全然違う。
川を中心に、センターゾーンが発達してる。
ヨーロッパの町は、川中心が多いので、ある意味見慣れた風景。


ここには、若者が一杯。ビジネスマンも。ファミリーも。観光客も。
店も、市場も、パブも飲食店も。
街のもってる猥雑な感じがある。でもよくある風俗系はない。
基本的には、健康的な町。
ショッピングセンターに入り、ソフトクリームを食べる。
小さな女の子にペインティングをしてる。
客寄せだ。


コークから明日のプレイ地、オールドヘッドにロケハンに行こう、と。
更に南に向かう。キンセールという港町に。
ヨットがある。ここもリゾートだ。町の雰囲気が明るい。
店もお洒落な小物が目立つ。クラフトや、絵、陶器、紙製品、ウール等。
山のリゾート、都会、海のリゾート、と町の顔に変化が見られた。
オールドヘッドへの道筋でも、岩場で貝を獲ってた。
道を進み、半島というか、岬というか断崖絶壁の上に、ただゴルフ場だけがあるという
ユニークなオールドヘッドが現れた。
眺めだけ見たら、ここは圧倒される。
関所みたいなとこでチェックされたが、明日のプレイヤーだと言って入れてもらった。
明日は3時のスタートだけど、又ここでもお願いして2時スタートに繰り上げてもらった。
明日が楽しみだ。