写真家「荻野NAO之」君に注目!!

honest152006-09-29

荻野君は、今月一杯まで会社員。
7年前彼が入社内定の後、センチの竹ちゃんから
”面白いのが、そっちの会社に入るよ”と紹介された。
会ってみると、写真の話と、メキシコの話をしてた。


入社して、クリエーター系である事は、わかっていたが、
敢えてインターネットの職場に配属。
その後7年会社員もやり、去年の愛知万博もやり、今年からは営業もやった。
会社員として、夜10時頃まで働いても、それから彼は写真の仕事をしてた。
上司に恵まれ、休暇もとれたので、1年に1回は海外へ撮影旅行にも出かけていた。
作品は、ちょこちょこ雑誌にも掲載され、個展も開催してた。


その彼が、今月で会社員をやめ、写真家一本で生きてゆく事になった。
この4月に第1回写真家ユニオン公募展の大賞受賞がきっかけになり、
NYでの個展開催が決まり、パリのSalon d'Automneの入選が、最後の決心をさせた。
時の流れというか、運勢みたいのも感じたのかもしれない。


彼のテーマは、はっきりしてる。
モンゴロイド文化圏の暮らし」。
足掛け10年ほどメキシコに住み、日本人とルーツを同じくする
メキシコの人々に出会い、彼のテーマは、モンゴロイドになった。
舞台は世界。
まずアメリカ。ニューヨーク。自らギャラリーにあたり、個展の開催を決めた。
 10月3日から29日 タイトルは「Scent of Tibet」 
 場所:Synchronicity Fine Arts
12月初旬には、パリで開催される「Salon d’Automne」にも出品する。


NYのギャラリーには、作品2点を持っていった。
「舞妓」と「チベット」。
ギャラリーは、「チベット」を選んでくれた。
「舞妓」は既に、日本でも独自の境地を開いていたが、舞妓イメージでスタートすると
その後の展開が狭くなるかもしれない懸念があったそうである。
それでも舞妓を持っていったのは、心配・不安の表れだろう。


モンゴロイドというテーマで表現できるのは、自分であるという自負を持って、
本格的にスタートする”写真家 荻野NAO之”を拍手で送り出そう。