どて焼きの「島正」へ行った。

honest152006-11-21

昭和24年創業という”どて焼き”の店。
伏見の近くにある。
東京から転勤してきた男に八丁味噌を味あわせようと
連れてきた。
地元の男も知らないから、彼も連れて行った。
島正という店の名前は、御園座に来る度に
通ってきた島田正吾から頂いたそうな。


20席ばかりのカウンター。
5時から開いているが、6時になると満席になってしまう。
昔広小路通りで屋台を出して以来の味を守り続けている。
大鍋に牛スジ、大根、こんにゃく、卵、豆腐が八丁味噌でじっくり煮込まれている。
味噌おでんの大根は下ごしらえしてから10日かかって味をしみこませてる。
見た目ほど辛くない。高さが10cmもある大根は絶品。


昨日は、”どて頂戴”と言ったら反応がない。
で、もう一度言ったら、「どて焼きとは、味噌おでんの事を言う。
お客さんの言うどては、牛スジの事ですね」と返された。
連れがゴルフ場にあるのは、どてと言うとぼそっと呟いたら、
それは内臓だね。これは牛スジ。
素人はこんなとこでも学べる。
この牛スジも、ここの目玉。
下茹でした牛スジを手間をかけて、余計な脂身を出来るだけ取り除く。
さっぱりして、コラーゲンたっぷり。
名古屋にいても、中々味わえないお店ですぞ。