父親達の星条旗を見て。

honest152006-11-22

戦争を始めたのは、国であり、軍であるけど
戦争について、人間の視点で伝える事ができるのは、
プライベートな人間の力によって、だなあ。
クリント・イーストウッドはマカロニ・ウエスタン
というオフ・ロードから出てきたけど、
76歳になった今、その年齢の重みにあった
映画の作り方をしてる。


つい教科書とか、愛国心とか、第9条の政府の方針に反発を覚えているが、
一人一人が、人間の生命の尊厳を考えていかないと、国とかマスコミの目に見えない
圧力に押しつぶされたり、巻き込まれたりするようになる。


この映画は、アメリカの視点と日本の視点(硫黄島からの手紙)で描かれている。
監督は両方とも、クリント・イーストウッドというのは、残念なのか?
今の日本の現状を考えると、その方がいいか?


61年もたって硫黄島をテーマにした映画が作られた。
明らかに、アメリカ向けには、イラク戦争への問題提起。


61年まえのアメリカが、この硫黄島を利用して、戦争国債を集めるために、
旗を掲げた兵士をヒーローに仕立てあげた。
ヒーローに仕立てられた兵士は、戦死した仲間を思って、自らの生き方に悶々として
最後は使い捨てにされた。


硫黄島から61年を経て、今日本は、今「やらせ」と「使い捨て(郵政刺客)」の亡霊が舞っている。
61年も前にアメリカが犯した誤りが、今頃日本に現れてるのも、我々に対する戦死してしまった兵士からのメッセージかもしれない。