名古屋はまだ魅力度に欠けてるが、、、、

honest152007-01-13

名古屋は元気と言われてる。
駅前に3本の高層ビルが出現。
そのビルの中に、人材派遣会社が数社入ってる。
食い物屋も足りなくなってる。
住まいも足りないので、岐阜にまでマンション建設がラッシュ。
それでも、名古屋は何かが足りないらしい。


ミッドランドに入るトヨタの仕事をするために、名古屋に営業拠点をおいて、
名古屋転勤をさせようとしたら、何人かが会社を辞めたりして難儀してるらしい。
自分がいた会社も、東京へ異動したい病が相変わらず続いてるそうな。
まあミーハーで、トレンド好きが東京行きたい病になるのは、わかる。
そんな輩はほっておけばいい。
でも意欲も面白さがある人間が、名古屋に魅力を感じないのは、やはり問題だ。


そんな問題に、地元プロパーは危機感を持ってない。
中日新聞の編集の人間と話してた時、自分とこの社員は名古屋で働きたいのが殆どだと言ってた。
名古屋大学出身は、地元企業に入社しても一目置かれるという。
意欲ある若い人達は、東京や海外を目指し、名古屋出身を隠してた事もあった。
愛知万博が成功した事や、トヨタの活況でこの地区の経済環境が好況という事で
何となく地元の人達が自信を持ち始めてる。


来週には愛知知事選がスタートする。
候補者のマニフェストを見てると、物づくりを推進する、教育環境を改善する等
地道な政策は出てるが、名古屋の魅力、愛知の魅力に対する問題意識はない。
新幹線も勝手に作ってくれた。東名・名神も。情報ネットワークも。
メディアも、キー局の番組で十分に効率的経営ができるので、危機感がない。


新年の年賀会での話の中で、ひょっとしたら名古屋が変わるかな、と思った事がある。
トヨタの海外部門がミッドランドに引越ししてきた。3000人が。
トヨタは、東京の発信力低下を心配してるという。
海外でのトヨタの対応は、千差万別、日本の価値観に縛られてはいられない。
柔軟で、本質的な対応が求められる。
単に車を作り、売るという問題に対応するだけでない。
労働環境、地球環境、地政学的対応、テロ、政治問題まで”日常的”に考える。
考えるだけなら、トヨタの中で考えればいい。
しかしメディア、オピニオンはそうはいかない。
彼らは、名古屋に取材にくる。
専門的メディア、経済メディア、海外メディア、トレンドメディア達が。
取材がレギュラーになり、定着すると、ここにメディアの拠点を置くか、という話になる。
地元メディアは、ぬるま湯に浸っている。


というような話を新年の年賀会で話してた。
名古屋のメディアを買うか、新しいメディアを作るかすると、
彼らもトヨタばかりの取材では面白くないので、他の企業、街、文化、大学、トレンドなどを取材する。
その場合大切な事は、東京の追っかけではいけない。
名古屋オリジナルでないと。
ちょっと名古屋は面白くなるかもしれない、、。