【特別寄稿②】オーストラリアのWedding!!

honest152007-06-11

その②【AU挙式は、のんびりマイペース】


いよいよ本題。
結婚式はブリスベンゴールドコーストの間にある「シロメー」というクイーンズランド州最大のワイナリー。
周りはブドウ畑に野生のワラビーもぴょんぴょん跳ねまわっていて、とてものんびりとして魅力的な場所。
そんな場所が式の選択肢になるのが海外ならではだと思う。

 
当日は晴天、五月晴れ?(この表現使えるのって日本だけ?)。
南半球だから季節は逆、すなわち初秋なのに、日本よりも太陽は熱く二人を祝福していた。
しかし待てど暮らせど式をやるはずのラグーナには、誰もやって来ず時間だけが過ぎていった。
新郎新婦が到着したかと思っても、今度は同席する二人の地元の共通の友人達のマイクロバス待ち。
主役より遅れてくる日本じゃ考えられないオージーたちのマイペースっぷりに、途中までイライラしていた自分が馬鹿らしくなった。
ここはオーストラリア、郷に行けば郷に従うべき!時計を見ずにその時間を楽しむ人達を見て、知らず知らずの内に時間に日々追われている生活を改めて実感。それを忘れる為の旅だった事を思い出し、そんな時間も自分も楽しむ事にした。(結局式は1時間以上遅れたと思う・・。)


国際結婚をした彼女は、全て自分で当日のプログラムやメッセージカードを作ったり、
パーティー用のテーブルフラワーを生けたり、ギリギリまで寝る間を惜しんで、
本当に頑張って用意していた。(何せ向こうの人達は日本のように細かく式の為に色々用意する習慣もないそうだ。)また文化の違いで色々な問題や衝突も、二人の間にきっとあったのだと思う。
それらを一つずつ乗り越えて、最終的に結婚する相手としてお互いを選んだのは、運命だと思うし色々なパワーもあると思う。
だから誓いの言葉を交わした二人の幸せそうな顔を見て、本当に嬉しくなって感動して、ちょっぴり泣きそうになった。


しかし感動の余韻に浸るもなく、今度は撮影大会が始まった。新郎新婦が見つめあったり、手を取り合ったり、両家で、兄弟で、友達でetc・・・。
一通り皆で撮り終わった後に、新郎新婦はブドウ畑で引き続き撮影タイム。そして私たちは待っている間にワイナリーのバーコーナーで試飲タイム開始。
とても美味しかったのだが空腹にワインを飲んでいた為、ほろ酔い状態。
周囲を見ると片手にワインやビールを持った友人たちは主役抜きにして、既にワイワイとパーティーが始まっていたのが面白い。
パーティーの料理は、とにかくボリュームが凄い!前菜で既におなかが落ち着き、メインに至っては大きなお皿に横たわるサーモンのムニエルを目の前に絶句する私と、5センチ以上の厚切りのオージービーフを前に思わず記念に写真を撮る友人。
シュアしながら正に料理と奮闘!すごくお腹いっぱいだった。


その後、新郎新婦の家に移動して二次会のスタート。帰りのバスの中でもオージー達は飲んで騒ぎ続けていた。
そして会場に到着しても食べて飲み続けていていた。
恐るべしオージーパワーに圧倒されながら宴の夜も更けていったのだった。
本当に結婚おめでとう!