パバロッティと奴さん。

honest152007-09-07

名古屋ドームの杮落としがパバロッティ。
企画は、深く潜行してたが、
夏に3大テノールが開催される事がわかった時、
主催者のえらい人に呼ばれて、怒られた。
理由は、3大テノールがあるのを知ってて、
パバロッティを薦めたのか、と。
真実は、知らなかったのだが、、、。
ちょっと反論しようと思ったら、こちらのトップが
謝ってしまった。
えっと!思ったが、それで、先方も妙だけど、納得した。
タイミング良く謝る事も、役に立つ事を学んだ。


3大テノールも、神宮球場まで、聞きにいった。
でも圧倒的にパバロッティ一人のコンサートの方が素晴らしかった。
当時パバロッティは、声量が落ちたと言われてた。
3大テノールを見てると、彼だけが、マイクの近くで歌っていた。
後の二人は、マイクから1m近く離れていた。
で、パバロッティのコンサート前の記者会見の時、声量についての質問が出た時、
彼は、私はマイクの使い方がうまいんですよ、と煙にまいてた。
又、業界人間が、彼は口パクだと、嫌な情報を流していた。
当日の本番前のリハーサルを興味を持って、見て聞いた。
素晴らしかった。
ただ、その時から歩くのは覚束なかった。
太りすぎだ。


パバロッティの所へ表敬訪問をする事になり、東急ホテルの彼のスイートに行った。
謝り上手の、こちらのトップと。
さ、何を持って行こうかと考えて、
馬鹿な私は、突然ひらめいた。
奴さんを贈ろう、と。
安藤七宝店に七宝で出来た、奴さんの置物があった。
”日本で、とっても愛されてる奴さんです。あなたも日本でとっても愛されています。”
と言って、こちらのトップが渡した。
パバロッティは、ウインクして、笑顔で受け取ってくれた。
素晴らしい歌声と、明るい笑顔を有難うございました。
天国でも、朗々と歌い続けてください。