富士山に向かって

honest152007-11-17

高校の同窓生による東西対抗ゴルフ会。
丁度今頃の季節に開催する。
富士山が雪を被り、天候も安定し、
紅葉も見られると三拍子揃った時期。


コースのロッジに泊まって、近くの蕎麦屋で宴会をやって、
あくる日にプレイする。
今年は、前日岐阜から3台の車が、富士に向かった。
日本平を過ぎる頃から、富士山が全景を現した。
東名のハイウエイがバージンロードのように富士山に向かってるポイントがある。
富士川サービスエリアからETC専用出口で出て、10分位でリバー富士に着く。
ここは、これで3回目だけれど、今年は紅葉がまだまだ。


遠いメンバーは、車で奈良から来た。
東京の連中は、意外にも新幹線が多い。
住んでる所が離れてるから同乗で来るのが、難しいんだろう。
蕎麦屋での宴会には、24人が集まった。
近況と、明日のスコア目標をそれぞれ述べる事となる。


働いてるのが少なくなった。
農業、弁理士、ゴルフ場経営、コンピューター、重工業位が専業。
パートとか、たまにとかの仕事をしてる連中もいる。
ただ、この宴会では仕事の話は、何故か歓迎されない。
時間の過ごし方は、健康と密接に関係があるようだ。
大病をした人間も数人いる。
身障者手帳を持って、ゴルフに来るのもいる。
余り物で、釣りのルアーを作ってるのもいる。
10km走ってる、100名山を60まで踏破、イギリスにいた時リンクスを廻った、
アパート経営経験での火災保険のちゃんとした活用、ジャズピアノにギターを加えた、
中国に月に一度行く。
千葉の館山に民宿を借りているという仲間は昔の遊び友達。
今度孫を連れて行くからと約束した。時期は3月がいいらしい。


体は健康です、という人は殆どいない。
去年も、この会が終わって1ヶ月入院したというのもおり、
軽い脳梗塞を起こしたのに、酔っ払ってるのもいる。
この会では、皆飲もう、喋ろうと決めてきてるみたい。
一番びっくりしたのは、本当は明日入院の予定だったが、
ゴルフだから一日延ばしてもらってという人がいた。
うがい薬もらいにいってガンが見つかり、薬と放射線で奇跡的に治った。
最後の残滓が、そのままでもいいが、取る事にしたと。
プレイ後彼は、入院に備えて新幹線で帰った。
当方が患った帯状疱疹も、3人程が経験者。
前は、人の病気の話は嫌だったけど、最近は耳を傾けるようになった。
いつ自分も家族も病気になるかわからないから、症状や治療方法は聞いておこうと。


天気予報は、太陽が出るという予報だったけれど、富士山は隠れたままだった。
記念撮影をした時、ゴルフ場のカメラマンが、”富士山いれましょうか?”ときた。
勿論入れて、と全員。
終わって、パーティーの時渡された写真には、見えなかった富士が写ってた。
プレイは、昨年はベストグロスを取ったけど、今年は駄目。
何の賞品にもありつけず、おとなしくしてた。
何人かと握手をして、元気に再会しようと、富士山にバイバイした。