「世界の映画館」を検索してみて。

honest152008-03-11

会社の先輩からメールが来た。
いよいよ自作の本が出版され、
山形ではベストセラーになってるという。
タイトルが長い。
「世界一の映画館と日本一のフランス料理店を
山形県酒田につくった男はなぜ忘れ去られたのか」
こんな題名長くては、本の名を言って買う人はいないよね。
書名の長さで、ギネスに登録するつもりかな。


先輩が、「世界の映画館」で検索してみて、と言うから検索した。
この本のセールス案内だけでなく、書評も色々出てる。
読んでみると、どうやらこの本の主人公は、中々面白い。


1950年代に、山形の酒田に映画館を作った主人公。
550席の客席には、純白のカバーがかけてあり、ふかふかの椅子。
場内には、ムーンライトセレナーデが流れ、映画がスタート。
映画館の外には、スクリーンがあり、酒田市内を映画館まで巡回するバスもあった。
ダブルに蝶ネクタイ、白手袋の粋な男が案内役。
女性トイレは、明るく清潔で、大人気だったそうである。
ロビーには、茶器と魔法瓶。
1962年には、10名の客席のミニ映画館まで作った。
その2階には、ガラス越しに特別席、家族席を設け、飲食自由だった。
映画の買い付けも、自分でするから、東京、大阪と同時のロードショー館でもあった。
そんな世界一の映画館が焼失。
他にもトラブルがあって、主人公は東京に。


ホテルで働いてる内に、フランス料理に目覚め、日本一と言われるフランス料理店を
起こすことになる、、、、、、、、、。
といった実在の主人公を先輩は、どう料理したのか?
著者の名は、岡田芳郎。
出版社は講談社
さて、私もこの本買ってこよう。