藤子不二雄Aの弔辞と共に

honest152008-03-16

会社でのマージャン仲間の鍋さんが亡くなった。
まだ72歳だった。
亡くなる1週間前に、奥さんが10人程に最期を
看取って貰おうと、知人に連絡を取った。
その知人が、私に連絡を取ろうとしたが、
前の携帯しか知らなくて、彼の最後には会えなかった。


粋な人で、金曜日のマージャンの後は錦に出かけて7軒はハシゴをしてた。
その世界でも、明るくて、楽しくて、毎週来てくれるから人気があった。
マージャンをやってる時も、負けても明るくて、楽しかった。
大病をしたりしてたが、それを外に出す事もなかった。


葬儀に出かけたら、花が一杯。
良く見たら、殆どが奥さんがらみ。
プロダクションの社長をやってるので、その関係が多い。
弔問に来てるのも、奥さん関係。
ちょっと寂しく感じてたら、弔辞で、「藤子不二雄A」氏が出てきた。
藤子氏が、小学生の頃お父さんが亡くなって、富山に疎開してきた。
その時疎開したのが、亡くなった鍋さんの家。
それ以来二人は、兄弟のように付き合ってきた、と。


そういえば、藤子氏の作品に「少年時代」がある。
その舞台が、富山だった。
その作品の中に、きっと”鍋さん”が登場してるんだろうね。
私の前では、粋な大人だった鍋さんは、そんなノスタルジックな世界は見せなかったなー。
天国のクラブで、綺麗どこを笑わせていくんだろうね、鍋さん。