【スコットランド③】オールド・コースに滑り込んだ

honest152008-09-15



セント・アンドリュースのオールド・コースは特別。
ゴルフの霊界のような、独特の雰囲気がある。
今回でセント・アンドリュースを訪れるのは、4回目。
オールド・コースは幸運にも2回プレイしてる。
今回もメンバーは、このコースを廻るのを楽しみにしてた。
しかしBallotという抽選に落ちた。
昨夜の飯では、ずーとキャンセル待ちしようよ、という意見が強かった。


3日目の朝は、晴れ間が見える。
皆の意見は変った。
オールド・コースが廻れないなら、他を廻ろうよ、と前向きになった。
夜中には着くと言ってたバッグは相変わらず届かない。
バッグについては、暫く諦める事として、
旅行社に他のコースの予約を頼む。
予約は取れるけど、再度オールド・コースのスターターの所へ行って、頼め、と言う。
駄目もとで行こう、とスターターへ。
Ballotに外れた事をいい、何とかならんか?と聞いた。
今日の係りは、やさしそうなおばさん。
スタート表を見てて、ハンディキャップ証明書は?
と聞いてきた。
これは、脈があると後はO氏に任せ、車で待機してたメンバーの証明書を取りに戻る。
あわててスターターへ戻ったら、O氏が取れた!と叫ぶ。
4時スタートだけど、8時まで明るいから、何とかなるだろう。
バッグが届かなったり、抽選に落ちたりした悪い流れが変った。


急に皆は元気になり、17番ホールの傍に建っているオールド・コース・ホテル
に行く。
プロショップを見たり、100種類以上のシングル・モルトのあるバーへ行く。
ここは4階にあり、コースが俯瞰できる。
スタートが取れたせいで、皆ウキウキしてコースを見てた。


古いお城を見たり、パスタとピザを食べたり、ゴルフミュージアムを見たりして、
愈愈4時になる。
はやる気持ちのせいで、まだスタートでないのに、ティーグラウンドに出て、
スターターが”エクサイティングするな。スタートは次だよ”と窘められる。
ようやくスタートになり、皆緊張の趣でティーショットを打つ。
右に左に乱れたメンバーもいたけど、自分は真直ぐに飛んでいった。
良かった。気持ちよい。
今迄2回廻ってるけど、今回が一番コンデションがいい。
風も弱く、ブッシュも前より気にならなくなってる。
それでもスコアはまとまらない。
バンカーに入ると、2回叩いたりするし、ブッシュからは中々でない。
フェアウエイは平坦な所はなし、球は良く転がる。


後半に入って、黒い雲が現れる。
遠くの方で、雨が降ってるのが見える。
切れ目がある雲だから、雨がピンポイントで降っている。
それが見える。
後3ホールの所で雨が降り始める。
遠くの方では、カミナリも。
いよいよリンクス特有の世界になってきた。
誰も文句を言わない。
雨が降ったり、風が吹くのが当たり前と思ってるようだ。
名物の17番ホールへ来る。
ホテルを越えてティーショットを打たないといけないのに、一人がホテルの壁に打ち付ける。
メモリアルショットなのかな。
昨日記念撮影した橋で、再び写真。
18番ホールに向かう。
4時スタートだったけど、雨も上がり、夕日に見守られながらフィニッシュ。
良かった。廻れて。