【スコットランド④】北の果てに、最高のゴルフ場が!

honest152008-09-16

オールド・コースを廻れた満足感で、4日目を迎えた。
バッグは、夜中に着くと言ってたが、
着いたのは1個だけ。
残り2個は、何処かに漂ったまま。


今日は、今回の旅の目玉。
スコットランドの北の果て近くの名コース「ロイヤル・ド〜ノック」へ。
スタート時間が3時40分。
そこまでの道のりは遠く、5時間近くかかる。
一路ハイランド地方へ向かう。
イングランド地方が、なだらかな丘が続いていたが、こちらは1000m級の山を
縫うように進む。
走ってる内に、屋外広告が無い事に気づく。
爽やかな道並み。
こんなにすっきりするものか。
ドライブインも見当たらない。
2時間程で運転するO君が疲れた頃、フォークの表示に添って、道を下りる。
隠れるようにドライブインがあった。


休憩後は、一路ゴルフ場近くのホテルへ。
北一番の都市、インバネスを過ぎ、ハイランド地方の北を象徴するような橋を越えた。
タインという小さな町のホテルに4時間半で到着。
ロビーに入ると、鹿の角付き顔の剥製が、どんと鎮座してた。
エリザベス女王のお母さんも泊まったという歴史のあるホテル。


ホテルでゴルフ姿に着替え、Royal Dornoch へ。
遅いスタートなのに、プレーヤーがまだまだ待っている。
プロショップへチェックインに行くと、何と行方知れずだったゴルフバッグが着いていた。
我々と同じく5時間ほどの旅をしてきたのか。
やっと揃ってきた。
天気もいい。風は強いけど。
スタートの一番から海が見える。
ドノーホ湾を通して、北海がある。
ここでもスタート早くならないかと頼んでいたら、一組分早くしてくれた。
おまけに4人の記念写真まで撮ってくれた。
やさしいスターターだった。


今日で連続で3日目のゴルフ。
カートなんかない。
トローリーを借りての歩き。
ぼちぼちばてる頃だけど、バッグが来た喜びと、
この北の幻ともいえる名コースをプレイしてる喜びで、疲れを感じない。
リンクス特有の、ブッシュ、コースのうねり、転がり、入るようになってるバンカー。
オールド・コースが観光地化してきたのに比して、素朴に荒々しい。
トム・ワトソンが、世界で一番美しいコースと言ったのもわかる。
このコースの、美しいのは、各ホールから海が見える。
風が強いので、白波が押し寄せてくる様も、コースのアクセサリーになっている。
手ごわいコースだけど、心地良い緊張感も、素晴らしいコースだ。
皆も同じ気持ちだった。
気候が変りやすく、2日待ってもプレイ出来ない事があると言われてたが、
3時30分のスタートで、夕闇が来る前にラウンドできた。
ただH君が9番アイアンを失くしてしまった。
順風満帆というわけにはいかない。