日本は、収穫の秋を迎えました。

honest152008-09-23

8月、9月は、日本にいる期間が少なかった。
その間に、北京オリンピックは終わり、
福田首相は辞任し、事故米なんて見慣れない言葉が現れ、
リーマンショックで、株価は暴落し、
自民の総裁選というC級劇場が進行してた。


昨日、酒屋に嫁いだ高校のクラスメートに聞かれた。
”日本はどうなるんでしょうね?”と。
酒屋さんも、事故米で風評影響を蒙ってる。
ベテランが、米を目で選んでるそうな。
大量に購入する所は、チェックが充分じゃないだろうね、と言ってた。
”もう一度、良い物を、きちっと作っていくしかないんじゃない”と答えた。


グローバルとか、コストカット、株主対策とかの話の中で、作る事の大切さが
ないがしろにされてきた。
消費者も、見た目の良さ、値段で行動するようになった。
目利きが少なくなったから、売り手側の戦略に押されるようになってきた。
大手スーパーの店に行くと、全体的に店舗のレイアウトもすっきりしてて、
野菜なども、形も整っていて新鮮に見える。
買ってみると、そんなに新鮮さを感じない。


久しぶりに、JAの直販店「おんさい広場」に行ってきた。
9時半オープンなのに、100m位並んでいる。
店の横の田んぼの前に、30体程の案山子がいた。
丁度稲の収穫時だから、この案山子が役に立つかな?
この売り場の野菜は、生産者の名前も書いてある。
野菜の形もばらつきがある。
それでも、新鮮さと、生産者の顔が見える事で消費者の支持を集めている。
こういった店での購買を通じて、消費者の目が肥える事を、切に望む。


スーパーに行くと、パックされた商品が棚に並んでいる。
ここ最近問題になってきたのは、商品そのものよりも、
商品に含まれる材料の安全性。
暫くは、色色な商品の材料についても点検が必要だろう。
同時に、安心、安全で情報公開可能な商品を提供出来るために、
改めて、国内での食糧生産に力を入れる必要がある。
選挙対策の食糧対策でなく、せめて10年先を見越した方針を示して欲しい。