”傘札”はありますか?と聞かれ顔を見たら、、、

honest152009-03-02

歴史博物館は、今は1階の道具展が人気。
自分がいる2階の近世、近代コーナーは静か。
でぶらぶら他のコーナーに散歩に出ようとしたら、
ばったり知った顔に出会った。
同じ会社に入り、彼はあっという間に経済研究所へ転職。
そのご時々日経紙面で彼の名前を見てた。
横浜に住んでいるのに、研究所卒業後、
岐阜の聖徳学園大学で、経済学を教えてる。


その彼が、この博物館に”傘札”があると、ネットで見た。
何処にあるかと聞かれた。
浅学のボランティアには、答えられない。
で、下へ行き、学芸の人に”傘札”について聞く。
そしたら2月初旬まで加納コーナーで出してたよだって。
そこは、私の担当コーナー。
浅学の上に、注意不足。


学芸員の説明を聞いたり、資料を見たりして旧友はしっかり”傘札”情報を確認。
授業で使おうと思って調べに来た。
真面目ないい先生だ。
江戸時代の後半、岐阜美濃の加納藩が、藩内限りで使用できる藩札を作った。
それが、加納藩の名産物であった傘を裏打ちに使って発行したとの事。
傘1本札、傘2本札、糸札など5種類も発行してた。
幕府の許可も得てたから、「円天」とは違う公の札だ。
この不景気で、政府が政府発行券を考えてるので、旧友としては、
政府発行券と傘札について、論じるのだろうか?
今度飲むことにしたから、ゆっくり聞こう。
耳学だ。怠け者は。