”王子”から”侍”へ。

honest152009-03-26

最初違和感のあった”侍ジャパン”。
勝てば官軍。
侍が持て囃される時代となった。
多分今年の流行語大賞になるだろう。


王子の時代も違和感があった。
何よりも若い、時には幼い。
それでも若者には未来があり、夢があり、失敗も許される。
ただこの王子に焦点を当ててる限り、社会は幼いまま進む。
デジタル放送の時代になり、肌をストレートに出せない中堅タレントが消えていき、
ギャルタレが重宝される動きも、この王子ブームに一役買った。


それが、これからは侍である。
これからどんな侍が出るかわからないが、王子ブームよりは、いい。
日本は政治未熟、社会も幼児化、メディアはもっと酷い。
その中で、メディア、社会が侍をどう捉えるか。
侍は、ならず者でも、未熟者でもない。
大人である。
自分を律し、社会に対しても公平であろうとする。
自分の目的達成のためには、刻苦努力をする。
ただ多くを語らない。
他社が評価し、伝播しないといけない。


グローバリズムアメリカの陰謀の部分があった。
日本古来の良さを、忘れていた日本人にとって、日本の良さを再認識するいい機会だ。
単なる武力、武闘のみに侍を特化してはいけない。
侍の精神面を見直せるきっかけになれば、侍ジャパン
閉塞感のある今の日本に大きな意味を持つ事になる。
政治も、経済も、社会も、行政も精神的に侍になる気持ちで事にあたらないと、
本当に日本は駄目になる。