【南フランス④】険しい山道を走り続ける1日

honest152009-06-12


宿から見えた抉れた山を見に行く。
崖に添って、町がある。
山の中腹には、キリスト像がある。
落人がひっそりと住み始めたような雰囲気。
凄く特徴的な山を見て満足したら、


まだ驚異の自然があるという。
で、Verdon に向かう。
山道は、段々険しくなりスピードは出せない。
それでも制限70km。
すれ違う車のスピードも半端じゃない。
何度もブレーキを踏みながら、ビューポイントに到着。
高さ700m下に渓谷が続いてる。
ヨーロッパのグランドキャニオンとも言われてるそうだ。
吸い込まれそう。
こんな山道を25km走行して、麓の町Castellaneに着く。
山道ドライブに疲れたので、この町で休憩。


お茶をして、再び山道を走り出すと渋滞。
おばちゃんが血相を変えて、救急車が来るから、車を寄せてくれという。
どうも交通事故らしい。
きっと時間がかかると思いCastellaneに戻る。
ランチして1時間程で戻ると、車は動き出していたが、バイクの事故。
仲間がバイクの横で泣いている。
この国では、バイクのツアーが多い。
さらに安全運転をし始めるが、相変わらずスピードを出した対向車が攻めてくる。
事故に注意!という垂れ幕でも出して運転したかった。


やっと山道を通り過ぎ、Auribeau-sur-Siagne という小さな村に向かう。
ここに今宵の宿がある。
La Vignet to Haute という。
もうコートダジュールの近く。
12世紀に出来たという宿は、中世に舞い降りたかと言う部屋。
何と懺悔室があったり、洗面台がライティングデスクを開けるとあったり、気味が悪い。
中庭には池なのか、プールなのか。
それでもカンヌ映画祭のパーティーにはぴったりのガーデン。
山の向こうは、カンヌの海だが、この宿からはのどかな山、畑が見える。
この旅行中一番落ち着いた風景だった。


夜のレストランはびっくりした。
席の隣にガラス窓。
その向こうに、ヤギ、ポニー、羊、うさぎが居た。
見てると、ヤギが一番気が強そう。
さすがにマトンは頼めなかった。
新鮮な野菜がそのまんま出てきて、特別のタレで食べた。
これはうまかったけど、鴨は大味だった。
お化けは出なかった。